2012年11月08日

寝坊にまつわる思い出

これも結構長く咲き続ける花だ
花1108.jpg

寒くなると、布団が温かくて
つい、寝坊なんてことも、あるでしょう
わたしの寝坊の思い出を一つ、お話ししましょう

20代前半のこと
冬の倉庫のバイトで腰を痛め
就職時期を逃(のが)して
3か月通院しました
その後、新聞の求人欄を見て
池袋の本屋さんで働くことになりました
まだ音楽への未練があり
セミプロの音楽仲間との交流を一番に考えていたので
仕事はそこそこやるという若造でした
そんな中途入社のガキでも
専務(社長の息子さん)をはじめ
熟練の先輩がたは
なにかにつけ話しかけてくれて
めんどうを見てくれて、かわいがってくれました
その年の春入社していた同年代の男女も数人いて
食事やお茶をご一緒したりして
今思えば楽しかった
青森から上京してきた娘を好きになったりもして
半分ウキウキしながらも
俺は歌でプロになると思いながら
半面浮かれていたかもしれない
そこには甘えがありました
早くも家を出て目白のアパートの
四畳半で暮らし始めたことも
125CCのオートバイを買って乗り出したことも
なにもかも
自分の力でなんとかしたいという意気込みだけが強い
若気のいたりだったかもしれません
仕事は池袋の本店で
学参(参考書)、学術専門書、児童書
注文受付窓口を経てから
超多忙な一階の文学・雑誌全般を担当しはじめても
本屋からすればあこがれの最前線だから
試されていたのかもしれないのですが
なかなか馴染めず
いつも、世の中を斜(はす)に眺めていました(青かったんですよ)
早早番(鍵開け番)、早番、中番、遅番のシフトがあり
鍵番のときに何度か遅刻したが
いつも早く来る女性の先輩が対処してくれていました
仕様がないわね、という顔をされていましたね
そんなおり
駅地下の支店への転勤が決まり
1週間後に就いた店には
女性の店長とアルバイトの人
向かいがオモチャ屋さん、隣が喫茶店
ここでもまだ若造だから、かわいがられていました
わたしにも、まだ甘えがありました
浮かれてヒゲを伸ばして
時々専務が見に来たけれど剃らずにいたら
なぜか、専務までヒゲを伸ばし始めたのにはびっくり
そして、ある日のこと
やってしまったのです
鍵開け番だった
朝、目覚めると、もう開店に間に合わない時間だった!
あせって、汗が噴き出した
何も思いつかず、とにかく急いだ
開店しても、電気も点かず、ほこりよけの布がかかったままの店が
ショッピングセンターの中に、ポツンとあるだろう
どうしよう、不安がよぎった
どうしようもない、あきらめていた
着くと
電気が点いて布もはずされていた(?)
向かいの、おもちゃ屋さんの女性店長さんが
「もう、どうしちゃったのかとおもったぁ」と
店の体裁だけは繕ってくださっていたのでした
話好きの愛嬌のある店長さんで
よく雑談をしていたから
わたしが怒られないように手伝ってくれたのだった
それ以来
猛反省して、遅刻は(ほとんど?)しなくなりました
結局は、音楽の夢を捨てきれず
のちのち、本屋さんを去るのですが
あとで考えると
後悔先立たずですが
最初に出会った本屋さんが
いろんな意味で一番だったかもしれないって
思うときがあります

ふと思い出した
寝坊にまつわる思い出でした



posted by ogawan at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。