2013年07月30日

18才の夏 ほんの一時(いっとき)出会った人

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はるか、むかしのこと(吐息)

受験に失敗し
池袋の予備校へ通っていた頃
旅行がしたくて
近所のガソリンスタンドに行き
貼紙も無いのに、所長さんに直談判して
アルバイトとして採用してもらった

黒縁のメガネの小柄な所長さん
まだ若そうな細身の女性事務員さん
たくましい筋肉でがっしり、大学時代ラガーマンだった社員1
ホンダCL350で颯爽とやって来る、ロングホープが好きな整備士の社員2
もうひとり‥ん‥覚えてないけど
「お前なぁ、今度の受験落ちたら、ここに正社員で来いやぁ、いいかぁ」と言っていた社員3

免許もなくて運転出来ないし
暑いと、すぐホース持ち出して、やたらと水撒きをしてたし
ガソリンコックからノズルを抜く時、よくこぼしてた
役立たずの若造を
あまり、うるさいことも言わずに、かわいがってくれていました
有難うございました

いただいたバイト代で
8月の上旬に、旅に出ました
パンタロンジーンズにTシャツ
革のサンダル(あとで足の皮がむけて大変なことに‥)
高校のテニス部の時に使っていた
ダンロップの楕円形のバックにはチェリーを忍ばせて

初日
まず行ったのが、山形県
山寺というところ
立石寺
山頂をめざし木々の間を登って行くと
途中、岩肌には石仏などがあったかな
眼下の景色がどんどん箱庭のように
すばらしい景色が広がっていった

つぎに向かったのは、宮城県
こけしで有名な、鳴子温泉、鳴子渓谷
そこのユースホステルで一泊
東京から来た大学1年生と話した

二日目は、福島県の裏磐梯
五色沼へ向かい
そこのユースホステルで一泊
夜にキャンプファイアーをやっていて
ちょっとセンチメンタル

三日目は、日本海だ
新潟県の鯨波へ
海岸で磯遊びをした
プールでしか泳いだことのない私は
水深がすぐ3m以上になってしまう磯で
あやうく溺れそうになった
おもいきり海水を飲んで死にそうな思いをして
疲れ切って岩場で寝こんでしまい
真っ赤に日焼けをしてヒリヒリ状態
この日は、柏崎のユースホステル泊

夜から台風が接近してきて
翌日も柏崎にお世話になるはめに

5日目は、長岡まで出て
鈍行で浦和まで帰った


なぜか、すごくよく覚えているのは
初日のこと
山寺駅から電車に乗り
仙台経由で鳴子方面へ向かってる時だ
向かい合わせの席に居た、22、3才の女性から
声を掛けられました

「学生さん?」「東京から?」「旅行?」とかとか
くわしい内容は忘れたけど
笑顔で、明るく話しかけられて、照れながら答えてたと思います
私「どちらまで行かれるんですか?」
「新庄に帰るの」
「私も東京に居たのよ」
私「じゃ、帰省ですか?」
「ううん、もう東京には戻らない‥と思う」
私「え!どうしてですか?」
「‥」(なにか遠くを見て、わけありな表情)

私が、もうすぐ鳴子に着くかという頃
バックから、ごそごそと何やら出して
「これ、あげるわ」と包みを差し出された
私「え!いんですか?」
見ると、土産物風のたまご型の木細工の人形でした
「わたしが持ってっても、仕様がないから」とか、言ってたかな

家に帰る時には
その人形と
鳴子のこけし
(といっても、お金無かったから、鳴らない鳴子のこけしでしたが)
私のバックに入ってました






posted by ogawan at 19:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は。
今日も蒸し暑い一日でしたね。

この青春物語、素晴らしいではありませんか。
かつて、私にも似たような経験がありました。
私の場合は、大学生の時の太平洋上での漁業監視船の
アルバイトでしたがね。

Posted by 川越いも at 2013年07月30日 20:47
川越いもさん、おはようございます。
だれにも、青春の1ページ、ありますよね。
漁船監視船、これまた、すごいアルバイトですね。
Posted by ogawan at 2013年07月31日 06:59
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